Martin Committee IIIのヴィンテージアルトサックスです。シリアルから1954年頃のものと思われます。ネックは管体と同じシリアルが刻印されたマッチングネックで、トーンホールはハンダ付け(ソルダードトーンホール)されています。シリアルは18万番台でヴィンテージのマーチンの中でも特に人気のある年代のモデルです。ネックやベル彫刻付近は広い範囲でラッカーの剥がれはありますがネックやベルに目立ったダメージは見受けられません。ストラップリングは交換されています。外観に関しては渋みがあり、よく吹き込まれたサックスということもあり音抜けが良く即戦力で使えるサックスです。音色に関しては一本芯が取った音が前に飛ぶマーチンらしいヴィンテージサウンドで、ソフトでハスキーなサウンドも混ざり合った独特のサウンドは素晴らしいものがあります。アート・ペッパーファンにももちろんお薦めしますし、ヴィンテージとしてはお手頃価格のサックスですのでご興味のある方は是非どうぞ。